聴こえないわたし 聴こえるわたし ~ことば&暮らし~

それぞれの「ことば」を「知ること」からはじめよう
by machi-life
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第32回(2009.9.26) 「わたし」の出会い、誰かの出会い

 「聴こえないわたし」と「聴こえるわたし」がブログをはじめた理由
    ① 聴こえる人から見た「暮らし」、聴こえない人から見た「暮らし」とは何かを知る。
    ② ふたつの「暮らし」の違いや共通点を発見し、相互理解に扶助する。
    ③ 改めて「暮らし」について考えることで、わたしたちが毎日をシンプルにかつ豊かに
      送るための手法を探る。


"聴こえないわたし”-Chie
東京ディズニーランドオープンの年に誕生。手話講師
趣味は、写真、読書、映画鑑賞、ゴルフ

"聴こえるわたし”-Mau
“Imagine”が発表された年に誕生。英会話・スペイン語会話講師
旅、自転車、食べることが好き


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Chieの友人、新潟上陸!




Mau: おはようございます。ちょっと紅茶を入れてまして・・・少々お待ちください。

Chie: 今日はどんな紅茶でしょうか?

Mau: 今日は日本の知覧で作っている紅茶とアールグレイのミックスです。

ちえさんは、珈琲党でしたね。

Chie: 紅茶も好きですね。ミックスとはなかなか良い香りがしてきそうです。

たまたま事務所にはコーヒーかお茶しかありませんので紅茶も久しぶりに飲んでみたい気分です。


Mau: なぜか寒くなると紅茶が飲みたくなってきます。おすすめはジンジャーミルクティーですよ。

Chie: なるほど〜ジンジャーミルクティーなのですね!^^

Mau: 作り方は簡単です。

材料は、しょうが(適量/お好みでスライスしても下ろしても)、紅茶(茶葉をご用意ください。種類はウバがおすすめ)、牛乳(適量)、水

1)鍋にお水、茶葉、しょうがを入れます。

2)沸騰してきたら火を弱くして牛乳を入れます。沸騰する直前で火を止めてください。

3)ティーポットなどに入れて濾して飲んでください。そのままでも美味しいのですが、黒砂糖やはちみつで味付けをして甘くしていただくのもおすすめです。冬になると、職場には下ろした生姜を持って行って、深めのカップにお水、牛乳、生姜を入れてレンジでチン!して飲んでいます。

風邪を引きそうなとき、寒いときにぽかぽか内側から温まります。ぜひお試しください。





まうさんとの出会い

Chie: 先日の加島屋は本当にありがとうございました。

Mau:こちらこそ、ちえさんの大事なお友達を紹介して下さりありがとうございます。美味しかったですね。




   新潟加島屋HP http://www.kashimaya.jp/

   茶屋長作(加島屋2Fのお食事処) http://www.kashimaya.jp/restaurant/index.html



Chie: 友達との会話はいかがでしたでしょうか?

Mau: 最初、(あ、ちえさんとお友達がいらっしゃった!・・・と思ったらもう一人!)と嬉しさとびっくりから始まりましたね。

お二人ともシャイな感じでしたが照れられている中にも目元がとても優しくて、一目で好きになりました♪

Chie: 友達2人と伝えたつもりがちゃんと伝えていなくてすみませんでした。

2人とも実は人見知りのようです^^;

学生時代はそんなことないと思いましたが、意外と人見知りなんだなぁって私もあらためて発見できました。


Mau: ちえさんはどうでしょう?

Chie: 昔よりはよくなっていると思います 笑

Mau: そうなんですか!

三人は大学の時からのお友達で、卒業旅行にもみんなで行かれたんですってね

Chie:友人すーの呼びかけで集まり、タイへの旅行で仲良くなりました。ハプニングとかいろいろ起きたから絆が深まった(?)かもしれないです。

実際に話をしてみてまうさんはいかがでしたか?


Mau: 前日は手話本を見ながら特訓をしました。しばらくしてから、みんな人間だし、どうにかなりそうな気がしてきて、特訓は終了しました。

実際に皆さんとお会いしてみて、私の方はかえってリラックスしました。何でもそうなのですが、直前まではあーだこーだと考えてしまいますが、その時間になると、ただただ楽しかったです。

肝心の手話はというと、今回は皆さんが「優しい」ということもあり、ひらがな手話混じりの分かりにくいものでも理解してくださり感謝しています。

お互いに分かりあいたいという空気が流れていてとても心地よく感じていました。




Chie: ありがとうございます。ひらがな手話混じりというのは、指文字のことですよね?

友人も指文字くらいは分かるだろうと思っていたので指文字を使っていましたが、逆に「あれ?通じていないみたいだ」と判断してお互いにいろいろ工夫していましたね。
日本人同士が通じないという経験はあまりないので、良い機会でした。

音声であれば耳で聴いて、どこかで聞いたことがあるかなぁという風に記憶を探りつつ会話すると思います。
使用言語によりますが、英語の場合はそうだと思います。
でも手話となると、対応できるコード自分の中にがなく、戸惑うこともあるかと思います。
そんなときは、分かりやすく伝わる方法で伝えていますが、
友人との会話から、まうさんがどのように感じたのか一番気になっていました。



通じることとは?

通じないこととは?


Mau: 指文字は、自分の方向でだけ見て勉強しましたので、逆方向だと途端に読めなくなることが分かって良かったです~。

どういうことを「話が通じている」とするのかが曖昧なところですが、音声で話し合っていても相手が意図しているものが全く分からなかったり、逆に伝えていることが通じていないと感じることもあります。

どこかで聞いたことがあるぞ?と何らかの単語をキーワードにして想像したり連想していける人もいますが、みんながそうではないことも経験しています。不思議だなあ・・・と思いますが、時に全く言葉が通じなくても、例えばテレビでいう「チャンネル」のようなものが合う人とは、共通言語を何にも持っていなくてもいつの間にか友達になっていたり一緒に笑っていることがあります。

ここが始めの一歩ですね。それから先は、お互いに何か基準となる言語を勉強したり、語学だけではなく知識や経験の幅を広げていくことで更に面白くい関係になっていくのでしょうね。手話は私にとって新しい言語です。今は本格的な勉強の前のウオーミングアップをさせてもらっていると思います。お二人との新しい出会いは、そんな気持ちのアンテナを刺激してくださいました。

Chie: とても良いウォーミングアップですね!指文字については学習者の中にもそういう傾向があるのでこちらも勉強になりました。
話が通じているという基準について、確かに曖昧なところがあって伝わっているようで実は全然伝わっていなかったこともあります。
他に人から見て通じているように見えても、 当の本人たちにとっては通じていなかったりその逆もありますね。
そういうことを考えるとなるほど、チャンネルが合うと通じるというのはあると思います。
そのようなチャンネルが増えると良いですね、聴こえる人同士にも周波数のように チャンネルが合うのと合わないのはありますか?



Mau: 日々こういう出会いがあったら、どんどん手話は自分の中に取り込まれていきそうな気がしました。

英語やスペイン語は自習する時間も同じくらい大切だと思っていますが、手話だとその割合は少し減って、実践をより多くしていくことで習得していくものだと感じました。私も手話の絵が描いてある本を見て学びましたが、一体本当に正しいのか間違っているのかがよく分からず詰まってしまいそうな気持ちになりました。私が超初心者だからかもしれないのですが。


聴こえる人同士にも周波数の合う人となんだかずれちゃう人はいますね。
それはみんな違うことを目的として話しているので当然起こるべきこととは思っているのですが、内容にもよるかもしれません。

この人から学ぶべきことがあるとか、なんだかよく分からないけど面白いと思えれば、ずれていたとしてもそのままずらしておきます。

そしてこちらは話聞くのはやめて質問したり、聞く側にスイッチを自動的ですが切り替えているような感覚です。この場合はかなり受身ですが、それもコミュニケーションの1つとして考えています。




Chie: 手話は動く動作があって成り立っているので、絵だけの静止画では限界がありますね。
静止画だけで学習してきた人が、実践で思うようにいかないケースは多いです。
こちらは亀さんが小走りするような感じで手話をやってみると、
「速いからちょっと待って」と動きに慣れていない反応がかえってきます。絵だけを見てきた人たちにとっては
ある意味でやむを得ないかなと。

でも、いいところは、基本的な手型を知っているというところだと思います。
確かに絵にはない手話もあります(英語も実践の場で使う単語は全てが教科書に載っているわけではないですよね?)。
その前に、基本的な手型を知ることによってある程度予備知識がついていると思って
前向きに進んで行ったらよいかと思います。

コードスイッチングみたいなもので、コミュニケーション方法を切り替えるというのはろう者同士にもあります。
ろう者同士もお互いにずれているな〜と思ったら、わかる言葉を選んだり、
話を変えて分かりやすく整理して質問したり確認したり自動的にやっています。

これはなるほど、人間だからこそでしょうか。



Mau:そうだからこそ、分かりあえる、通じ合える人に出会えたときに私たちは大きな喜びを感じるいきもののように思えます。




Chie: そうですね。根本的なところは、人間、というところにありますね。

人間はそもそも伝達能力が、発展していき、その結果として多数の言語が生じているのですよね。


Mau: これだけいろんな言語が世界中にあることが、与えられた偶然なのか、いたずらな必然なのかたまに考えてみますが、一つだけではなくて、いろんな言葉が溢れていることに感謝してます。

こないだの日曜日、ハチャメチャな手話、指文字、ジェスチャー、表情・・・書く以外のあらゆるものを駆使してお話をしている時の私の顔は、ものすごーく嬉しそうな顔をしていたに違いありません。つながる喜びとともに、挑戦する楽しさをいただいています。挑戦するその先に「もっと話したいと思える人がいる」といるから楽しいし嬉しいのでしょうね。



Chie:コミュニケーション自体を楽しむことって大事。それがないと、人とかかわる楽しみも半減する気がします。

挑戦でもあり、今までの自分の経験の集大成みたいに、その場にエネルギーを集中。そういう時間が持てるって幸せなことです。


Mau: スーさんは、最初はろうの方だと思いました。とても自然な手話も使える聴者でした。

私たちが苦戦しているのに気づいていながらもあえて手助けせずにいてくれたのも嬉しかったですね。こちらも(よし、先方には助ける気はないようだと最初から腹を決めて頼らないでいられましたから)。

生徒さんを友人の外国人に紹介する時は、私もすーさんと同じような態度を取っていると思います。




Chie: すーさんはおせっかいをあまり好まなく、、必要な場面のみに応じるといった感じですね。
そういう意味では、まうさんと近い価値観を持っていると感じていました。
話したい人がいるというのは本当に幸せなこと。無機質に会話しているような雰囲気を醸し出している人たちも ごくたまーに駅で見かけたりしています。

比較する訳ではないですが、コミュニケーションのおもしろさが分かれば

その人の生活も見えてきて自分と重ね合ってみたり、あるいは拒絶されながらも

自分を見つめてみたりできて、人間という本質的なことに着いて考えられるようでおもしろいですね。
そういった意味では、今回のまうさんたちに友人を紹介できて良かったと思います。

ありがとうございます。今度お茶したいですね。


Mau: 皆さんには鍛えていただきました~!

基本は、みんな一人だと私はいつも思っています。だからその時だけ助けてもそれは本当の親切ではないと思える時があります。

ただし、学んでいる者同士でお互いに助け合うことは大いにやっていくべきだと思っています。いつか一人で飛べるように。

こちらこそありがとうございました。またご一緒しましょう。




Chie: 学んでいる人同士が助け合いながら一人前に成長していく、スポーツと同じですね。イチロー選手も野球は相手がいて成り立つ
ゲームだからこそ、メジャーで活躍ができるんですよね。ありがとうございます!



☆ ☆ ☆

人に出会って、新しい自分を発見することがあります。

「わたし」という人に出会って、誰かが自分を発見することもあると思います。

一人で何かをしようとすることも素晴らしいことですが、何か1つのものをさまざまな考え方、方法を駆使してみんなで作り上げていくという作業に憧れる秋です。



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by machi-life | 2009-09-26 07:23 | mau+chie life
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